歌ってみたを録る前に…

マイクの位置を決める

まずマイクを置く位置を決めます
理想としては、マイクスタンドを用意して、立って録音するのが一番ですが
用意できない場合は、棚の上や机の上に本などを置いて、
できる限り顔と同じ高さ(鼻と口の間)に揃えるようにします
スマホの場合は少し右か左にずらして、息がかからないように録音しましょう

固定が難しい場合は、手で持ってあまり動かないように録音します(おすすめはできませんが…)
録り始めてから、持ち直すのは雑音が入るのでNGです

棚の中など反響音が入ってしまう位置に置くのは絶対にやめましょう!
例)テーブルに直置き、壁・床・天井の近く

歌っている最中に位置が変わると、音質も変化してしまいますので
顔の位置はあまり動かさないようにします

スマホの方はカメラの三脚にスマホホルダーなどでも良いですね
※注意点 画面ではなく、マイクを自分の方に向けること!!
スマホ内蔵マイクの位置は、録音中に指で擦ったり息を吹きかけたりして確認しましょう!!

マイクの距離調整

マイクの最適な距離は人にもよりますが、
まず下記に記されている距離で試してみましょう

こもった音に聞こえる場合は少しずつ距離を離していきます

5cmずつ移動して何回か録音し、MIX師に聞いてもらうのも良いと思います(要確認)

コンデンサマイクやスマホ本体の場合

audio-technica AT2020USB+

約10cm~25cm(宅録の場合は-5cmも試す)

家で録音する場合は雑音が入る可能性があるので
少し近めにしましょう

ダイナミックマイクやイヤホンマイクの場合

SHURE SM58

約5cm〜15cm

近すぎると近接効果でこもりやすいので、
最低でも5cmは開けたほうが良いですね

マイクの距離を決めたら、次はゲイン(音量)調整です

マイクのゲイン調整

まず、録音ソフトを開きましょう(Audacityなど)
波形が端にくっつかないように、ある程度大きな声で録音しながら音量を調整します

大きすぎると音割れ(クリッピング)が発生してしまい、
編集ではどうにもできなくなります\(^o^)/オワタ

音量調整の方法

上から当てはまる順番に試していってください
(つまみではなく、ボタンやタッチパネルの可能性もあります)

・マイクのつまみで調整
・オーディオインターフェースのGainつまみで調整
・つまみがなければ、PC側の設定で↓
・スマホであればマイクとの距離を調整する(マイクの距離調整に戻る)

ここではWindowsの方法を説明します

※Audacityを使っている方は、ウィンドウ上部にあるマイクのスライダーでも調整ができます

画面右下のスピーカーマークを右クリック →「サウンド」

[サウンド]ウィンドウ上部の「録音」タブから使用しているマイクを右クリック「プロパティ」

サウンドウィンドウ
[プロパティ]ウィンドウ上部の「レベル」タブで調整可能です
※「カスタム」タブに「AGC」があればチェックを外しましょう
「AGC」はオートゲインコントロールの略称で、
通話では役に立ちますがレコーディングには不要な機能です

反響音、環境音が入ってしまう場合

スマホ録音の場合周りの音をよく拾うので、反響音が入りやすいです
電車などの環境音は、取り直しをしてください
エアコンはなるべくつけないように!

まず、位置を変えて部屋の色々な場所で録音を試します
カーテンの近くなども試してみましょう

壁など、固いものの近くは音が反響してしまうので、
近づかないで離れた方が良いですね(以下の対処法の場合も同じ)

対処法

・部屋のに移動する、マイクを壁、床から離す

イメージ(MMD Sour式ミク)

マイクの後ろクッションの壁を作る(一度は試すべき!)
布団でもOKです

リフレクションフィルターを使う(おすすめ)
下の商品は価格が安いものです

・布団にくるまって録る
最終手段ですね、コンデンサマイクの方はやめたほうが良いです(湿気で壊れるかも)
固定もできないので、あまりおすすめはしません

録音アプリの種類

録音するためのアプリは大きく分けて2種類あります

※頭合わせ = 開始位置を合わせること

一発録りタイプ(ボイスレコーダー等)

ボイスレコーダー等の、録音ボタンを押してすぐ録れるタイプです

・メリット
特になし

・デメリット
頭合わせができない
コーラスの録音が難しい
楽曲を再生する為に別の作業が必要になる

多重録音タイプ(DAW等)

楽曲制作系の、トラックをいくつも追加できるタイプです
重ね録りする際は、新しいトラックに録音しましょう

・メリット
頭合わせが簡単
重ね録りができる(部分修正も可能)
録音を開始すれば楽曲も同時に流れる

・デメリット
一発録りに比べ操作が複雑

録音アプリの紹介(無料)

先ほど説明した多重録音タイプのおすすめアプリです
今回は無料のものだけを紹介します

PC

Audacity

https://www.audacityteam.org/

無料の中でも定番と言われるのがAudacityです
細かい設定無しで簡単に使えます

BandLab(ブラウザ版)

https://www.bandlab.com/

追記)※ブラウザ版は環境によって音飛びが発生するようです

スマホ版と連動することができ、リモートでコラボレーションができます
こちらで録音した後「Cakewalk by BandLab」にエクスポートができます
レコーディングデータは最大24bit,96kHz(ソース
書き出しはwav,16bit,44.1kHzまでです

Cakewalk by BandLab(1番おすすめ!)

https://www.bandlab.com/products/cakewalk

先程紹介したPCソフト「BandLab(ブラウザ版)」の上位版です
もともと有料だった「SONAR」というソフトが元になっている
無料とは思えないほど、多機能なアプリです
BandLabからデータのインポートができます

スマホ

BandLab

BandLab
Apple App Store からダウンロード
Google Play で手に入れよう

先程紹介したPCソフト「BandLab」のスマホ版です
こちらもリモートでコラボレーションができます
スマホ版のレコーディングデータはwav,44.1kHz/48kHz,最大24bitソース
書き出しは、wav,44.1kHz,16bitまで(スマホでの書き出しはm4a)

録音形式

PCの場合はwav,44.1kHz,24bit,モノラルが良いです
24bitあれば十分だと思います
32bitは容量が大きいので、あまりおすすめしません

スマホの場合もwav,44.1kHz,24bit,モノラルが良いですが、
24bit対応のアプリがあまりないので、無ければ16bitにしましょう
BandLabは紹介した通り、wav,44.1kHz,16bit,モノラルが限界です

余談ですが、44.1kHzはCD、48kHzはDVDに使われています

 ファイル形式サンプリングレートビット解像度チャンネル数
推奨wav44.1kHz241ch(モノラル)
mp3,m4a(aac)44.1kHz,48kHz161ch,2ch
不可特になし22050Hz,24kHz以下8以下特になし
※アプリにより名称が違う場合があります

音声ファイルを書き出す際の注意としては、
録音した音声をトラックごとで別々に書き出すことです

※楽曲と歌声を一つのファイルにしないでください!

イヤホンを接続して、スマホ内蔵マイクを使う方法

BandLabの場合(PC,iPhone)

マイクの付いたイヤホンを使いながら、
スマホ内蔵マイクを使うことができます(現在Android版は選択できないようです)

※プロジェクトを開いている場合は、「3.」へ飛ばしてください

1.新規プロジェクトを作成します

2. 「ボイス/マイク」を選択

3. 上部にある歯車をタッチ
[録音]の[入力デバイス]から「iPhone マイク」を選択(名称が違う可能性があります)

画像はiPadです

設定は以上です

ボイスレコーダーの場合(Android)

Androidの内蔵マイクを使う無料アプリは、ボイスレコーダー系しか見つけられませんでした…
良いアプリがあれば是非教えて下さい!

簡単ボイスレコーダー – Digipom

簡単ボイスレコーダー
Google Play で手に入れよう

1.イヤホンマイクをつないだ状態で、
画面右上の「 more_vert 」をタップし、「設定」を開きます
※音質は「高」にしておいてください

設定の項目から
「音質」を「高」に

2. 「チューニング」をタップし、画像と同じに設定します

チューニングの項目から
マイク
= リア
ファイル フォーマット
= PCM (.wav)
サンプリング レート
= 44 kHz(CD音質)
ノイズサプレッサー
= オフ
エコーキャンセラー
= オフ

3.設定したら一度アプリを終了し、アプリを再度起動します
設定は以上です

ボイスレコーダー – Splend Apps

ボイスレコーダー
Google Play で手に入れよう

1.イヤホンマイクをつないだ状態で、
赤枠で囲ってある部分を、画像と同じに設定します

Audio source
= Camera microphone
Recording format
= PCM (wav) - High quality
Sample rate 
= 44 kHz - CD quality

2.設定したら一度アプリを終了し、アプリを再度起動します
設定は以上です

※上の青い枠はタッチで開けます

おすすめ定番マイク

ここまでスマホを使って録る方法を紹介しましたが、
さらに上の音質を目指す方は別でマイクを購入することをおすすめします(+リフレクションフィルターも

下のページは、比較的低価格のマイクを紹介しています、
これ以下の価格のものは…あまりおすすめしません

まとめ

重要な部分を確認しておきましょう

・マイクの位置、距離(スマホ内蔵マイクはどこに付いているか)
・音割れを防ぐ
・反響音、環境音対策
・音声形式の確認
・多重録音をする際はトラックを新しく作る
・トラックごとにファイルを分ける

特に音割れ、反響音には気をつけてください!

録り方でおすすめしているのは、メトロノームをありにして録音することです
メトロノームでしっかりリズムを取ると、細かな違和感が無くなったりします
これくらい、と思うかもしれないですが、とても重要なことでもあります

足りない情報があれば順次追加していきます!

他にも反響音の対策法などがあればコメントお願いします!

2021-05-09

Posted by Katsuhide